ワンツーワン株式会社は、介護職員の処遇改善制度を取り入れ、積極的に取り組んでいきます。
介護職員特定処遇改善加算
介護職員特定処遇改善加算は、介護職員の賃金向上を目的に、介護報酬を加算して支給する制度です。令和元年度の介護報酬改定において、「介護職員等特定処遇改善加算」が創設され、当該加算を受けるためには、下記要件を満たしている必要があります。
介護職員等特定処遇改善加算の算定要件
- 現行の処遇改善加算Ⅰ~Ⅲを算定していること
- 職場環境要件について、「資質の向上」「労働環境・処遇の改善」「その他」の区分で、それぞれ1つ以上取り組んでいること
- 賃上げ以外の処遇改善の取り組みの「見える化」を行っていること
入職促進に向けた取組
-
法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
経営理念を入口見やすい所に掲げています。毎月の目標を貼り出し朝礼で復唱します。
-
事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築
構成メンバーが介護士、医師、薬剤師、ケアマネ、看護師などの「緩和ケアネットワーク」に参加し、他事業者同士の研修を構築しています。
-
他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築
適性を見極められるよう6カ月の試用期間があります。定年は67歳で70歳までの継続雇用があります。
-
職業体験の受け入れや地域事業への参加や主催等によるによる職業魅力度向上の取組の実施
初任者研修の実習受け入れ先になっています。
資質の向上やキャリアアップに向けた支援
-
働きながら介護福祉士取得を目指すものに対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとするものに対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅管理職員に対するマネジメント研修の受講支援等
有期実習型訓練を利用し働きながら無料で学校へ通い資格を取得できます。(介護福祉士4人、実務者研修8人、初任者研修3人実績あり)
-
研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動
キャリアに則した研修を受講と人事考課を連動させています。
-
エルダー・メンター(仕事やメンタル面のサポート等をする人)制度等導入
各部署のリーダーが新入社員の指導に当たる他、介護職員の心がけについてのビデオ学習をします。
-
上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
希望者にはキャリアコンサルタントとの面談の機会を設けています。
両立支援・多様な動き方の推進
-
子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実、事業所内託児施設の整備
有給休暇を気軽に利用して子育てや介護と仕事の両立ができるよう努めています。
-
職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員への転換の制度等の整備
ライフステージに合わせて働けるよう短時間正社員制度や無理のない勤務シフト制を採り入れています。
-
有給休暇が取得しやすい環境の整備
6月7月8月は休日を1日増やし有給消化月に定め、有給休暇を積極的に取って貰います。
-
業務や福祉厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
個人活動の多い登録ヘルパーさんには月末に面談を行いメンタルヘルスをサポートしています。
腰痛を含む心身の健康管理
-
介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の取得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器等導入および研修等による腰痛対策の実施
利用者様の安全と介護職員の身体の負担軽減のために入浴には、リフトチェアによる機械浴を導入しています。
-
短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
短時間勤務労働者にも1年に1回の生活習慣病の健康診断をしています。
-
雇用管理改善のための管理者に対する研修等の実施
雇用管理改善CHECK&ACTION25を導入し管理と職員それぞれの現状認識を把握し、改善に努めています。
-
事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
日々の業務中のインシデントを「ヒヤリハット」として回覧すると共に「事故発生マニュアル」と「苦情対応マニュアル」を作成し改善策を相談し、事故・トラブルを未然に防ぐよう努力しています。
生産性向上のための業務改善の取り組み
-
タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減
バイタル測定や介護記録をタブレットに打込むようにし業務の軽減を図っています。また、SNSを活用して日々の情報を共有し業務の効率化を実現しています。
-
高齢者の活躍(居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などの他、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化
高齢職員はフロア・玄関・共用トイレの清掃・食事の用意などを専門に行っています。車いすの職員は経理や書類作成など行っています。弱視のマッサージ師はデイサービスの機能訓練や訪問マッサージを行っています。
-
5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実施による職場環境の整備
5S活動のポスターを目につく場所に貼り、整理・整頓・清掃・清潔・躾の喚起を行い、リーダーが点検しています。
-
業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減
SNSのトークや掲示板を活用して日々の情報を共有し業務の効率化とペーパーレス化を実現しています。
やりがい・働きがいの醸成
-
ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
輪番で職員が朝礼、夕礼を毎日実行し情報と気づきを伝え、勤務環境と介護の改善に努めています。
-
地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上に資する、地域の児童・生徒との交流の実施
「大類福祉の会」に参加し、小学生と保護者・民生委員さん等と交流機会をもっています。希望者を募り公民館の「イキイキサロン」へ参加しています。
-
利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供
3か月に1回リーダー会議を行い、法人の理念と経営状況、介護方針などを話し合い、それを基に各部署でカンファレンスを行っています。
-
ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供
「看取りのできる介護施設育成プロジェクト」や「人生会議」等に参加し病院退院後の終末期を迎える利用者様への寄り添いと対応を積極的に学んでいます。また、ご家族からの話は全員で共有するようにしています。